スペースワンダーの特徴
スペースワンダーは従来の免荷運動装置とは異なり、ゴムサスペンションとボディハーネスの組合わせにより実現した画期的な半免荷運動装置で、①転倒を防ぐ高い安全性 ②ゴムの伸縮を応用した柔軟な運動性能(可動域の確保)という2つの特徴を併せ持ちます。
もともと安全な立位運動を目的に開発されましたが、現在では座位や臥位の訓練も併せて行うことができる複合型システムに発展しています。
スペースワンダーを使えば、立位状態での身体保持をボディハーネスが確実に代行してくれるので、セラピストは立位姿勢保持のための介助が不要となり、体幹バランス、重心移動、関節可動域、姿勢制御、協調運動、立上り動作、ストレッチ、歩行訓練、痙縮/拘縮訓練等のアライメントに必要なハンドリングやポジショニングに集中できます。
特にボバース概念に基づく、機能的運動の回復と可能性を最適化するための個別治療アプローチに有効で最適なツールと言えます。
これによりセラピストの作業効率改善と負担軽減という効果をもたらし、人材不足解消にも繋がることになります。
転倒の心配がないなら車椅子の私でもできるかな?
ちょっと怖いけど勇気を出してやってみよう!
立上がれたから、今度は少し動いてみよう!
揺らしてみたり、傾いてみたり、踏み出してみたり
あれっ!本当に一人でも思い通りに動ける⁉
よろけてもしっかり戻してくれるし、痛みもない
なんだろう、この安心感は?
これなら、もっともっと動けそう!
スペースワンダーを導入されたユーザさまからの評価は下記の通りです。
スペースワンダーは、3列滑車と手元で高さ調節ができるアジャスタにより、椅子から立上げる際のロープを引く力を1/3に軽減しますので、女性スタッフでも簡単に要介護者を座位から立位へ姿勢変換させることができます。
さらにスペースワンダーはゴムのサスペンションで身体を吊り支えているので、転倒しない程度の動作自由度を確保しており、立位のまま屈伸運動やバランス運動を安全に行うこともできます。
座位時間の長さは、姿勢の悪化や筋肉の衰えに繋がり、寝たきりへの近道とも言えます。WHOも身体活動・座位行動ガイドラインで、「座りすぎは心臓病、がん、2型糖尿病のリスクを高める。座りっぱなしの時間を減らし、身体活動を行うことは健康に良い」と唱えています。
また、できれば座位時間30分毎に立位時間を確保することを奨励しています。スペースワンダーを使うと、安全な立上りができるだけではなく、続けて安全な立位運動もできるので、要介護者が再び動ける自信を取り戻し、気持ちも前向きになることが期待できます。
そもそも人間が重力に逆らって動作するには、※抗重力筋と言われる筋肉の働きが必要です。
その中でも最も重要な働きをする筋肉が、上半身と下半身をつなぐ“腸腰筋”です。スペースワンダー®は、この腸腰筋をはじめ、すべての抗重力筋を鍛えることができる画期的なツールです。
その理由は、弾力性に富んだサスペンションゴムと体幹を包み込むように胴と脚の3点でガッチリ支える画期的なハーネスにあります。
※抗重力筋:脊柱起立筋、広背筋、腹直筋、腸腰筋、大殿筋、大腿四頭筋、ハムストリングス、下腿三頭筋、前脛骨筋
腸腰筋にはこんなに重要な役割があります。
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